プラカンブログSTAFF BLOG

2017.12.22

消えゆくロングセラーモデル

今回は趣味のお話で失礼します。

今年も残すところあと僅かですが、2017年はオートバイメーカーにとって記録的な人気車種“大量絶滅”の年となりました。

厳しい排ガス規制で生産が終わる名車たち

環境問題に神経質なヨーロッパを中心に自動車の排気ガス規制が厳しくなり、当然ですがオートバイも例外ではなくその規制をクリア出来なくなった古い機種が今年9月にたくさん生産中止になりました。
「EURO4」という排気ガス規制らしく、詳しい数値は申しませんが、排気ガス成分のおおよそ今までの半分の数値を削減達成しないといけないそうで、とても厳しい基準なのだそうです。

その中でも生産終了で特に話題に上がったのは、超ロングセラーモデルのヤマハSR400とホンダモンキー50ではないでしょうか。
SR400は1978年、モンキーはもっと古くて1967年から販売している歴史あるモデルなのですが、規制をクリアできず9月で販売終了となってしまいました。

自動車メーカーは規模も大きく生産台数も多いので、巨額の開発費用を掛けて大掛かりな規模で対策をしながら効率良くモデルチェンジを繰り返して機種を新しくしていますが、オートバイのマーケットは規模がそれほど大きくなく少量生産です。趣味性が強く古いモデルが長く愛されて販売されているケースが多いので、何十年もマイナーな変更だけで大きくは変わらないモデルがたくさんあります。

排気量はかなり違いますが、この2台は、どちらも空冷単気筒エンジンで、SR400は吸気方式を旧来のキャブレターから電子式のインジェクションに変更しつつ規制をなんとかクリアして延命してきたモデルだけにファンにとっては残念なことだと思います。

SR400は、そのレトロモダンなスタイリングから、モデル雑誌などの印刷物やドラマ・映画など映像にも時々登場する名車ですが、2016年に公開された映画「夏美のホタル」でも色々なシーンに使われてまして、有村架純が演じる主人公が父の形見のバイクに乗って・・という設定がオジサンにはたまらないところでした。

ホンダモンキー50は、最後の50周年モデルが抽選になるほどの超人気だったようで、買って床の間に飾ろうか(笑)と思いましたが、原付なのに40万円を超えるプライスに私は諦めたのですが、限定販売ということで、なんと100倍近い抽選倍率となり、とても手に入れることの出来ない状況だったようです。

この空冷単気筒エンジンを搭載しているモデルは他にもいっぱいあって、ヤマハでは、こちらもロングセラーのセロー、カワサキではエストレヤKLXDトラッカーXなど250CCで女性にも人気のある入門用バイクだった機種や、一時期はかなり売れたようなマジェスティスカイウェイブなど人気の250CCスクーター系がゴッソリと無くなってしまいました。

また、4気筒エンジンの大排気量モデルも、昔からのエンジンを長く使っている機種などは今回の規制をクリア出来ず、ヤマハXJR1300、カワサキZRX1200DAEGなど10年以上販売されている人気機種も長寿を終えています。
これらはヤマハSR400同様に前回の厳しい規制でも吸気方式をキャブレターからインジェクションへ進化させて生き残ってきたモデルだけに惜しまれているところで、特にカワサキZRX1200DAEGは、終了前のファイナルエディションはモンキー50同様に、プレミアムが付くほどの人気になったみたいです。私も欲しかった・・。

東京モーターショーで復活したモデルも

今年の11月に東京ビッグサイトで開催された東京モーターショーでは、今回の大量絶滅の影響か、各バイクメーカー共に展示車も多くなく、そんなにニューモデルがブーズを賑わせていた訳ではありませんが、いくつか明るい兆しがあったみたいです。

特にホンダモンキーは排気量を125CCにグレードアップし、ニューモデルとして再登場。まだコンセプトモデルだそうですが、その完成度はそのまま市販できそうなレベルです。コンパクトさとデザインはそのままに、排気量が上がるとパワーも上がって乗りやすそうですし、シンプルな作りで、カスタムパーツのアフターマーケットもいろいろ賑わいそうです。人気が出るのではないでしょうか。

あと、カワサキからは、ZRX1200DAEGがなくなった替わりに、Z900RSという往年のZ1を思わせるスタイリングのニューモデルを出してきました。タンクのデザイン・カラーリング等は昔のZ1そのままに、新設計のエンジンや最新モデルのハンドリングを楽しめることでしょう。ノーマルのままでもなかなかカッコイイのですが、こちらもいろいろとカスタムカラー・パーツが出るようで、個性的なスタイリングのアップグレードが楽しめるようです。

アメリカンな雰囲気満載のPVもカワサキらしくてかっこいいです。
アメリカでクールなオートバイと言えば、「ハーレー」か「カワサキ」なんだそうですよ。

いかがでしたか?

残念ながらこの東京モーターショーでは、ヤマハSR400は復活しませんでしたが、メーカーは必ず近いモデルを出すと言っているみたいですし、楽しみに待ちましょう。
これから寒くなるので、バイクの季節ではありませんが、来年の春に向けて、ニューモデルが欲しい人には、何を買おうか、カスタムも考えたらお金がいくらあっても足りませんね。

この記事は1年以上前の記事で内容が古くなっている場合があります。

+dc (吉)

この記事は、YOSHIKANE が書きました。