プラカンブログSTAFF BLOG

2016.11.02

仕事の長時間残業について考えてみる

 

2016年も年末が見えてきて、そろそろ焦ってきているyoshikaneです。

10月に残念な広告会社社員の過労死事件が大きく取り上げられ、私のまわりでもいろいろな意見を聞く機会がありました。

電通新入社員自殺に見る、過労死事件頻発の理由とは
http://diamond.jp/articles/-/104897

記事によると、業務内容が保険や証券会社のインターネットメディアの効果分析業務ということでしたので、正直これはなかなか大変だなと感じました。
おそらく常に獲得効率を求められて、数字にシビアで分析報告等を絶えず高速に求められる内容で、どちらかと言うとベテランが行うような、新人2年のキャリアではとても務まらない案件だと思いました。

残業時間がクローズアップされましたが、本質はそこではない

残業100時間というと月20日と考えても、平日だけ夜11時ごろまで働けば、土日は休めるくらいの残業時間になりますので、業界ではそこまで大騒ぎされていませんが、あくまで申請した残業時間であって本当はもっと長い間拘束されていたのかもしれません。
どれだけ遅くまで働いても週末休めるのと、休み無しで働くのとでは雲泥の差がありますよね。1日でも休めて気持ちを切換えれないと辛いところです。

基本的に、デザインやメディア、広告マスコミなどの業界は、どれだけ時間を掛けて良い物、良い企画を丁寧に作るかが大切ですし、受注産業である以上、クライアントの要望にどれだけ応えられるかが、競合に負けず選ばれる基準となることもあって、長時間の残業労働が慢性的になっています。
企業によって形態は違うと思いますが、多くの場合は残業は付かず、みなし残業代が最初から入っているか、残業はなく年棒制になっている場合もあります。

いろいろな複合的な積み重ねもあるとは思いますが、延々と終わらない仕事はやはり辛いものですし、あと、本質は、残業よりも上からの圧力というか、プレッシャーや業務に関するトラブル対応のほうが遥かに精神的にはこたえるのではないかと思います。

もうかなり前のことですが、私は学生時代からグラフィックデザインに興味があり、社会人デビューしたのは、アルバイトで入ったデザインオフィスからで、
たまたま大手広告会社の仕事をメインにしているところで働き出したことがキッカケでした。

初日からいきなり、深夜12時になろうとしても誰一人帰ろうとしないので、一体いつまで働くんだろうと思い「あのーそろそろ終電がなくなるんですけど・・・」って聞いたら、「今日はタクシーで帰っていいから、これとこれを拡大コピーしてー」とか普通に言われて衝撃をうけたことが記憶に残っています。

それからは、深夜残業なんて当たり前で、電車で帰れるのは月に半分くらいだったかと思います。思えば最初からブラック労働だったんですね。

夜は永遠と終わらないけど、朝の出勤はかなりルーズなところが救われる会社の雰囲気でしたが、仕事も楽しくて学ぶことが多かったこともあるし、社員の方が楽しくて前向きな良い方ばかりだったのがよかったのだと思います。

その後、広告会社で働きだしてからも、労働環境は相変わらずで、深夜になってもずーっと仕事に追われる日々が多く、業務内容もWeb制作から、企業のWebプロモーション全般に広がったこともあり、新しくインプットしなければいけないことがかなり増えましたので、余計に残業時間が増えました。
制作だけでなく、Webメディア業務など、クライアント企業と媒体社とのタイアップ調整なども扱うようになり、中間的な板ばさみになることもしばしばで、取り扱う金額が大きくなった分、すごい精神的なストレスで辛かったこともあります。

自分が受け持っている案件は小さくても、担当営業が扱っているそのクライアント企業のテレビスポット枠や新聞広告の扱いが数億円になる場合もあり、何かミスをした場合信用を失ってその扱いが全部なくなってしまう場合もあるので、責任の重さは相当なプレッシャーになるときもあるのです。

仕事のトラブルをいかに未然に予防するかが大切

働きすぎや不注意などトラブルには、いくつもの問題点があるとは思いますが、長時間の残業労働等で思考が不安定になる前に、予防としていくつものセーフティーネットを自分なりに考えていくことが大切で、私がいくつか仕事をすすめる上で心がけていることを並べてみました。

・問題点をあやふやにして先送りしない
このくらいいいか・・っていう小さなことが、放っておくと大きな問題点になってしまうこともあります。なかなか出来ないことではありますが、気になることはなるべく早く確認して早め早めに解決して安心することが大切だと思います。

・一人で抱え込まず仕事の共犯を作ること
これは、前職でもよく上司などから言われていたことで、自分ひとりだけで進めるのではなく、仕事の仲間を作るというか、一緒にできる“共犯”を作ることで、複数で仕事を共有することが大切だと思います。要は一人で抱え込まないとこが重要なのです。「どうしよう・・」って一緒に考えてくれる上司や仲間がいるだけで救われますよね。

・妥協点、落とし所を見つける
これは交渉事になりますが、常に100%完璧なことができればそれに越したことはありませんが、全ての仕事には、限られた予算があって収めなければいけない納期があるのです。
ただ、できません、やれませんでは、いつも通じない場合があるのがこの業界でもあるので、その中で、ベストじゃなくてもベターなところで着地するには、ここは譲れないけど、ここはこうすればまだなんとかなりそうだ、とか相手と交渉できる材料を出せるかが大切です。

辛くて嫌な仕事もいつか必ず終わる

一番言いたいことはここなのですが、
それでもトラブルになってしまったり、大変なことに巻き込まれたり、仕事には避けられない場合がありますが、どんな辛くて嫌な状況になっても、始まりがあれば必ず終わりがあるのです。
なので、最後まで前向きに取り組んでいればいつか終わらせることが出来るといつも考えて進めていけばいいのだと私は思っています。その時に手を差し伸べてくれる方や、知恵を出してくれる仲間がいればいいし、今度はその人が同じ状況になった場合には自分も助ける立場になれるでしょう。

いかがでしたか?

広告・マスコミ業界には、仕事一筋の猛烈社員の方が、しばしばいらっしゃって、そうゆう人たちとの仕事に関わると、大変勉強にはなるものの、とても大変な目に合うことがあります。
夜中にメールしてもすぐすごい長文の返信がきたり、深夜や休日も関係なくガンガン連絡が来て、この人はいつ寝てるんだろうと思う人もいます。
さすがに私は、そこまで出来ませんが、ONとOFFのバランスを大切にというか、仕事と休息の時間はどこかで少し切り分けてリセットする時間が多くの人には必要なのだと思います。

仕事って、ただの作業としてやらされるのではなく、自分事として捉えて、クライアント・依頼主に満足してもらう結果としてお金をいただく訳なので、そのための時間は無事納品するまでは、必要にかけなければいけませんが、そのために体や心を壊したりしては何のためにもなりません。

お金はそんなにいらないので、時間を少なく働きたい人もいれば、スキルがあってガンガン働くのでたくさん稼ぎたい人もいます。
自分の生きがいをどこに感じるかは人それぞれなので、楽しく有意義に働くための、仕事とプライベートのバランスを取っていける職場環境が作れるかが企業の課題です。

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+dc (吉)

この記事は、YOSHIKANE が書きました。