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2016.09.21

Web制作の歴史 第1回 「インターネットをはじめたころ」

Web制作の歴史

夏ですね。夏休みの宿題というものから解放されて四半世紀以上たっている木村ですが、今回は夏休みの自由研究気分で、インターネットとの出会いや歴史のようなものを、薄れていく記憶を掘り起こしながら書いてみたいと思います。これからますます、物心ついたときからネットがあった世代が多くなってくると思いますので、いまここで20年ほど前のことを書いておくのも少しは意味があるかもしれません。(え!20年前ですか!)

ダイヤルアップ 

「ピーーーーーーー、ガーーーーーーー、ゴニョゴニョゴニョゴニョ…」

カタカナで書くとそんな音でした。
これだけで何の音か分かってしまう同世代もいるかもしれません。 

これは、インターネットにダイヤルアップ接続するときにモデムという謎の箱から漏れてくる悲鳴にも似た謎の音です。この機械壊れてる!?と最初に思った人もいるかと思います。慣れてくると、何だかわからないけどインターネットに接続する際の呪文のように聞こえてきます。たぶん実際には呪文というより合言葉のようなものです。

インターネット黎明期のことを思い出すとき、まず頭に浮かぶのはこのモデムの音。そしてそれは深夜のイメージでもあります。そういう人もきっと多いのではないでしょうか。

1995年

僕が「インターネット」というものに興味を持ち、自分なりに勉強して、当時在籍していた会社の社長にお願いして、「インターネット・サービス・プロバイダ」という得体のしれないサービスに申し込み、「モデム」という機械と「ブラウザ」というソフト(当初はパッケージとして売っていた)を買ってきて、Macの裏についている電話のコネクタとモデムやら電話回線やらをおっかなびっくり「接続」して初めてインターネットというものを見てみたのは、1995年の夏頃だったと思います。その年の1月に阪神淡路大震災があり、インターネットを使った安否確認などが一部で行われ、「インターネット」という言葉が社会に認知されはじめた年です。11月には社会現象にもなった「Windows 95」が発売されています。このWindows95で初めてインターネットに接続したという人も多かったと思います。

調べてみると1995年には、朝日新聞社が「asahi.com」を開始、SONYが「so-net」を開始、NTTが「テレホーダイ」サービスを開始。携帯電話の世界ではPHPサービスが始まり、アメリカではamazon.comがサービスを開始しています(いま思うと相当早いですね!)。

ちなみに、Yahoo!は前年の1994年にサービスを開始しており、アメリカのホワイトハウスや日本の首相官邸がホームページ(以下HP)を開設したのも1994年です。当時、インターネットに接続するとまずはホワイトハウスや首相官邸のHPを見ては「ほう~!」と妙に感動し、続いてNASAのHPを見てはその重さに(画像が多かった)イライラするのがお約束のようなものでした(それぐらいHPというものがまだまだ他になかったのです)。

当時のホワイトハウスHP

当時のホワイトハウスHP(archive.orgより)
当時は「Text version」を作るのがマナーでした。

当時の首相官邸HP

当時の首相官邸HP(archive.orgより)
時代を感じさせます、総理。

当時のNASA HP

当時のNASA HP(archive.orgより)
懐かしい(涙)

 

「ホームページ」か「ウェブサイト」か

当時は「ウェブサイト」という言い方は一般的ではなく、だいたいが「ホームページ(HP)」と言っていたように思います。

ちなみに、「ホームページという言い方は、正しくはウェブサイトの最初のページのことを指しているのであって、ウェブサイト全体のことではない。サイト全体のことを言うときは、ホームページという言い方は正しくなく、ウェブサイトと言うべきだ」というような議論も当時はちょくちょくあったように思いますが、言葉というものが往々にしてそうであるように、正しいかどうかにはお構いなく「ホームページ」という言い方が普及して、たいていはこれでウェブサイト全体のことを指すようになりました。

HTML

僕もインターネットを見始めた当時は、やはりこれらのHPを見たりしていました。しかしそれまで仕事でパンフレットやCD-ROMなどを作っていましたので、当然これらのHPも自分で作ってみたくなります。というか、「これからの時代はパンフレットやCD-ROMではなくインターネットだ!」と直感的に思って始めたものですから、当然最初からHPを作るつもりでしたので、どうやって作るんだろう?というところから調べはじめました。

そこで出てきた言葉が「Hyper Text Markup Language」、いわゆる「HTML」というやつです。なんかかっこええ!と当時思いました。今でも、HPを作る際の基本的な形式はHTMLですから、当時のままの言語が基本的には使われているわけですが、いまHTMLのことを「ハイパーテキストマークアップランゲージ」などと言える若い人はあまりいないでしょう(笑)当時はただのテキストリンクも「ハイパーリンク」などと言う場合もあって、HTMLの周りにはなんだか必要以上にサイバーな未来感が漂っていました。今にして思えばのどかな時代ですw

HTML

さて、次回はHTMLの勉強をして、当時在籍していた自社のホームページを立ち上げるまでのお話をしていきたいと思います。オーバー40の皆さん、お楽しみに!

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木村

この記事は、KIMURA が書きました。