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2020.02.21

なぜ京都にはBtoB企業が多いのか?

関西を拠点に仕事をしていると、大阪には数多くのクライアント企業・法人さまとご一緒させていただく機会があります。
あと、東京でのお仕事で出張にいく機会も多いのですが、その次によく行く地方として京都があります。
大阪からはJRや阪急電車で大体1時間ちょっとで行けるので、さほど距離は感じないけれど、仕事でもちょっとした小旅行に行った気分になります。
京都は古くから日本の都として神社仏閣など歴史と観光、あとは大学が多い印象の都市なのですが、なぜか大手上場企業の本社がかなりあるのが不思議なエリアです。

任天堂を代表とする大手有名企業などもありますが、今回は特にBtoB(法人を対象にした事業)企業を中心に私が仕事で過去に関わらせていただいたことのある企業をご紹介したいと思います。

・日本電産

精密モータの開発製造における世界シェアNo1企業
https://www.nidec.com/ja-JP/corporate/network/nidec/japan/nidec/
強烈な個性を持つ永守会長が目立つ上昇志向の高い企業という印象で、大阪から京都へ電車に乗っていると車窓から見えるひときわ目立つ黒い本社ビルはとても威圧感があり、今まではブラック企業の代表みたいな言われ方もあったようですが、急速にイメージは優良企業に変わってきているようです。
細かな制御ができる産業用のDCモータはロボットや電気自動車など、今後発展していく多くの分野で必要となる重要パーツなので、まさに「モータを制すものは世界を制す」ですね。

・NISSHA ニッシャ

スマホに無くてはならないタッチパネル製造の最大手
https://www.nissha.com/company/office/
以前は日本写真印刷という社名で、その名の通り印刷会社だったそうですが、転写などの加飾事業やタッチセンサーなどのディバイス事業など印刷の技術を活かした事業が柱の企業です。
任天堂のDSやSwitchなどの強度が必要なゲーム機器のディスプレイにはニッシャのタッチパネルが使われているそうです。
広大な本社の敷地には最新の社屋とレンガ造りの旧社屋も残していて京都らしく文化遺産として保存にも力を入れているようです。

・京セラ

創業者の稲盛和夫氏があまりにも有名
https://www.kyocera.co.jp/company/location/type/japan/headquarters.html
京セラの本社は京都といっても京都駅からはかなり南に離れていて電車ですとちょっと不便な立地にあります。
セラミックや太陽光パネルなどの企業というより、名誉会長である稲盛氏は経営の神様ということのほうが有名ですが、オフィシャルサイトもあって内容も充実しています。
https://www.kyocera.co.jp/inamori/

・ユーシン精機

製造工場などにある取出ロボットなどを生産する大手企業
https://www.ype.co.jp/corporate/access/
工場で長いアームが動き回り製品を作っているシーンがありますが、そんなロボットを作っている企業です。機械を作る機械ですね。
この会社は、先に紹介した日本電産のご近所にあって、JR京都線の向日町駅(むこうまちえき)という小さな駅で降りていくのですが、ここが変わっていて「激辛商店街」というキャッチフレーズで町おこしをしているのです。駅前には唐辛子のマスコットがありますが、ただそんなに賑わっているわけではありません(笑)。
http://www.kyoto-gekikara.com/about

・GSユアサ

自動車のバッテリーや産業用蓄電池、特にリチウムイオン電池
https://www.gs-yuasa.com/jp/company/establishment.php
あまり企業広告的な露出がないので目立たない企業のようですが、主力商品であるリチウムイオン電池は特に、電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)の性能に関わってくる重要なパーツで、その進歩が注目されています。
世界的にも競争の激しい業界だと思いますので、日本代表として京都から頑張ってほしいところです。

・村田製作所

電子デバイスの研究開発・生産・販売とありますが、かなり幅広い業務範囲
https://www.murata.com/ja-jp/about/company/muratalocations/japan/headoffice/overview
自転車に乗ってうまくバランスを保って動くロボットのCMで有名になった企業ですが、BtoB企業がこんなプロモーションで知名度を上げて企業価値を高めるようになったのは村田製作所からのように思います。
メリットとしては、テレビCMで有名になると採用活動で有利になって優秀な人材が集まるのだそうです。

・村田機械

工作機械を中心に幅広いビジネス、製造販売を行っている
https://www.muratec.jp/corp/info/network/
CNC旋盤などの工作機械といって、ユーシン精機同様に機械を作るための機械を作っている、まさに産業のモノづくりを支えている企業ですね。
名前は似ていますが、村田製作所とは違う会社です。京都駅からは少し南でほど近く、東に少しいけばインバウンド客の人気観光地ランキングで1位の伏見稲荷大社があります。

・ROHM ローム

センサーや半導体などの最大手メーカー
https://www.rohm.co.jp/company/about-rohm/corporate-data
LSI、半導体などのエレクトロニクス部品メーカーで、最初は外資系企業だと勘違いしていたのですが、立派なメイド・イン・京都の企業なんです。
阪急京都線の西京駅から確か10分位は歩くのですが、本社ビルの敷地がとにかく広くて驚いた記憶があります。
クリスマスシーズンには敷地の木々を装飾した京都で最大級のイルミネーションが実施されます。
https://www.rohm.co.jp/illumination

 

なぜ京都にはこんなにも大手のBtoB企業が多いのでしょうか?
ざまざまな理由があると思いますが、

・1000年の都として長年の歴史からくる、文化的、技術的に優れた企業が長く定着している
・京都大学などを中心に優秀な学生がいる大学が多数あり、産学連携などでも人材が豊富
・大阪からも近く、新幹線など交通インフラが整っているなど、立地の条件が良い

あと、
よそ者や一見さんを簡単に信用しないけど、一度信頼されて認められたときには長く取引が続く京都人的な基質もあるのかもしれません。

+dc (吉)

この記事は、YOSHIKANE が書きました。