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2018.11.26

ECサイト構築における注意点(2)

ECサイト構築における注意点

ECサイトのリニューアルということで、前回はシステム選定における注意点をまとめたところまでお話ししました。今回はその後のプロジェクトをどう進めていったかをお話ししたいと思います。

ECシステムの決定

今回のプロジェクトではリニューアル前に使っていたメイクショップをそのまま使うのか、新たに別のシステムに乗り換えるのかというところが大きなポイントだったのですが、以下のような観点で検討し、カラーミーショップを使おうという結論に至りました。

  メイクショップ カラーミーショップ
メリット
  • 使い慣れている

  • 商品データや顧客データの移行が容易

  • 管理画面の操作が簡単で誰でも更新できそう

  • 事前に提案していたデザインを実現しやすい

  • システムの設計自体がレスポンシブデザインに適している

デメリット
  • 事前に提案していた新しいデザインを実現するのが困難

  • システムの設計自体がPCページとスマホページが別になっていて、レスポンシブ対応しずらい

  • 使い慣れていないので学習が必要

構築作業・移行作業

別のシステムを使ってリニューアルするということは、現ショップを運用しながら裏側で新ショップを構築できるので、作業の進めやすさという点ではスムーズです。ただ反面、商品情報や顧客情報を、新システムに移行する必要が出てきますので、どうやったらスムーズかつ間違いなく移行できるかを検討する必要があります。

一般的にはこういったデータの移行はCSVファイルを介して行うことが多いと思います。ただ注意しなければいけないのは、移行元(出力側)のCSVフォーマットと、移行先(入力側)のCSVフォーマットは当然ながら異なります。そこで出力されたCSVフォーマットを、入力側のフォーマットに整形するという作業が発生します。

今回、CSVファイルの整形はExcelを使って手作業で行いました。事前に両フォーマットの違いを分析し、どのフィールドをどのフィールドにコピーすればいいかなど、その手順をあらかじめ計画し、その通りに注意深く作業を行いました。

リニューアル直前に致命的な問題が発覚

さて、デザインフォーマットを作成し、カテゴリーやテンプレートなどを設定し、既存のデータを無事移行して新しいショップは問題なく動いているように見えました。様々なチェックをし、カートから支払いのプロセスも確認していよいよ明日リニューアル公開、というところまできて、致命的な問題が発覚しました。それは「ある特殊な条件のときに、送料の計算が正しく行われない」というものでした。すぐに代替策や回避策を検討し、カラーミーショップにも問い合わせましたがどうしようもないということが分かり、クライアントと相談して急遽公開を1週間延ばしていただきました。

この問題は、ある条件のときの特殊な送料計算とはいえ、現システムでできていた計算が新システムでは対応できないというもので、これはシステム側の責任ではなく、明らかに事前の確認不足に起因するもので全面的に弊社の責任です。方針を180度切り替えて、その後の1週間でメイクショップを使ってリニューアルすることにしました。計画を練り直し、スタッフを総動員して必死で間に合わせました。クライアントにも多大なご迷惑をおかけしてしまい、大きな反省点となりました。

事前の計画と検証の重要さ

ECサイトというのは商品管理・顧客管理・売上管理・カートシステム・決済システムなど、完全にシステムに依存しています。新規で立ち上げる場合は、そのクライアントの商材やビジネスをちゃんと実現できるシステムなのか。リニューアルの場合は、現状できていることが100%完全に同じことができるかどうか、を本当によく調査して検討しないといけないということを痛感しました。これはECサイトだけのことではありませんが、特にシステムに依存するプロジェクトの場合は、事前の計画と検討にしっかりと時間をかけることが本当に重要です。今回の反省を踏まえ、今後は二度とこういう失敗を繰り返さないようにしたいと思います。

木村

この記事は、KIMURA が書きました。