プラカンブログSTAFF BLOG

2017.04.26

電通と博報堂は何をしているのか

「電通と博報堂は何をしているのか」

元博報堂のPRプランナー、中川淳一郎氏の書籍で「電通と博報堂は何をしているのか」という面白そうなタイトルの本がありました。
私もプラカン以前は広告会社に勤めていたこともあり、なかなか興味深いタイトルだったのでAmazonで見つけて衝動的にポチッと購入ボタンを押したものの、最近は配送でいろいろあってAmazonも送料が意外と高いなと思いつつも、わざわざ本屋さんで探さなくても明日届くならいいかなと購入した次第です。

広告業界の案内書として

最初の説明書きには、本書は元博報堂社員の筆者自らの経験と、十数名の電通・博報堂現役社員に取材をして得た情報をもとに書き上げた「業界案内」であり「会社案内」である。と書かれており、なかなか信憑性のあるリアリティな内容です。

Webデザインに限らず、制作系のお仕事をされている会社にお勤めの方は、少なからずも広告会社からお仕事を頂くこともあると思いますので、広告会社って何をやっている会社なの?広告会社の方ってどんなことを考えているのっていう基本的な疑問について、よくわかる内容でしたので、業界の方は是非手にとっていただいたほうが理解が深まっていいのかなと思いました。

後、就活生の方は、エントリーする前に憧れだけじゃなく業界について知っておいたほうがいい裏情報も結構多くあったようです。

正直こんなことまで書いちゃってもいいの?っていう本音レベルの実情というか、業界あるある話が満載で、読んでいて「そうだよねー」って共感しながら楽しく読ませていただきました。
私はここまでのぶっちゃけトークはブログで出来ないです(笑)。

広告会社(広告代理店とも言う)特に電通・博報堂って、有名な企業であるにも関わらず、一般の方から見たら何をやっている会社なのかわからないらしく、確かにあまり表には出てこない黒子のような存在ですし、ブラックだとか、日本を裏で支配しているとか、新聞社・テレビ局や政治家も電通に逆らえないとか、いろいろな噂があるようですが、それについても正しいのかを解説していました。東京オリンピックロゴのいわゆるパクリ疑惑騒動についても詳しい事情がわかります。

オジサン世代では人気のあった、「気まぐれコンセプト」というホイチョイ・プロダクションズが企画しているコミックがあるのですが、内容は架空の広告業界を舞台にして、その広告マンの日常を時事的トピックを織り交ぜているギャグ漫画で、得意先への接待事情とか、上司と部下のやり取りとか深夜に始まるクリエイターの長い会議とか、そんな内容がどこまでリアルなのかも取り上げられています。

本書では広告会社の実情を面白おかしく暴露している訳なのですが、ただこの業界はやっぱり皆さん高学歴で、とても優秀な方が沢山おられますし、私も一緒に仕事をさせていただき「この人の仕事はスゴイなー」って感じる方と何人も出会うことができ大変勉強になりました。
特に広告会社のベテラン営業マンの人って、言ってみれば究極のゼネラリストであって、例えばメディアについては得意先のどんな問合せや質問であってもすぐにある程度の回答はサッと答えられる知識と経験の深い方が多いので尊敬できる人も結構いたりします。

広告会社の古い体質というか、インターネットに関することには対応が遅れ人員がすぐに育たなかったこと、そのためにいろいろな組織を立ち上げたり、別会社を作ったり変えたりという取り組みも書かれていましたが、私も以前「デジタル○○局」とかいう部署に長年いましたので、人事移動があって人が入れ替わったり、年に一度は組織名称が微妙に変わって、違う名刺を何枚も持っていたこともありました。それはどこの広告会社でも同じだったようです。

真面目なところでは、新入社員の自殺事件についてもなぜそうなったのかがわかりやすく触れられています。

「電通と博報堂は何をしているのか」

【目次】
はじめに
「広告代理店社員」とは誰か
「電通陰謀論」一覧
サッカー日本代表のスタメンは電通が決めている?

第1章 超長時間労働を生み出す業界構造
箝口令「絶対に私の身元がバレないようにしてください」
『気まぐれコンセプト』の世界は本当か?
会議は続くよいつまでも
広告業界「トホホ」エピソード集

第2章 「パクリ疑惑と過労問題」広告業界に落ちた二つの爆弾
電通社員からみた博報堂
「融通」を自分できかせるしかないデジタルの仕事
あっぱれ! 電通流テレビ局食い込み術
私大出身者VS国立大出身者

第3章 「忠義」の電通、「ビジネス」の博報堂
こんなにある! 電通と博報堂の違い
中堅広告代理店社員の思い
電通に転職するには……
大手広告代理店を抜ける人たち

第4章 広告都市伝説の真偽
「全裸でコンドームを買ってこい!」と言われた新入社員
選挙にも広告代理店は絡んでいる
人気があるから「CMキング・クイーン」になるわけではない
炎上にビビりまくるクライアント

いかがでしたか?
私はこの業界でしか働いたことがないので、公務員や製造業などの業種がどのような体質・ヒエラルキーなのかがわかりませんが、依頼主があって受注業務である以上、この仕事は一種の「サービス業」なので、お客さまの要望にどう答えるかを常に求められる、なかなか辛い業界・職業だなと感じながらこつこつ残業して働いてるのです。

この記事は、YOSHIKANE が書きました。
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