プラカンブログSTAFF BLOG

2017.01.20

「ビットコインを調べたぞ」の巻

システムの松井です

ビットコインという言葉を一度は見聞きしたことがあると思います。
なんとなく未来の仮想通貨の事かなと思っていた人も、株式会社MTGOX(マウントゴックス)が顧客の仮想通貨を損失させて破産したというニュースを見て、現実に機能していた事を知ったのではと思います。
そして、日本法人の会社のCEO(マルク・カルプレス)が外国人(フランス人)であったことを意外に思った人も多かったのではないかと思います。
マルク・カルプレス

この事件は2014年の事ですが、被害にあった利用者のほとんどが外国人であったこともあり、日本ではあまり関心なく忘れさられています。
このようなビットコインに関して警戒心の薄い日本においては、ハイリスクハイリターンの勝ち逃げビジネスモデルをチャンスと考える企業もあり、その戦略にのせられて、なぜか自分は被害に合わないと性懲りもなく確信する人がいることは人間の性なのかなと切に思います。

Googleで[ビットコイン]を検索しますと、仮想通貨以外にもP2Pとか分散型とかでてきて、もう少し調べるとブロックチェーンやらマイニングとかの見慣れない用語が多く出てきます。
おまけに、正体不明のビットコイン発明者のサトシ・ナカモトなる人物とかも出てきてとてもミステリアスと思いきや、IBMやみずほ、SBI証券、NTTデータなど一流企業がこのビットコインの技術(ブロックチェーン技術:一言では公開取引履歴の正当性をみんなで承認する技術でしょうか?)を利用して真面目にビジネスモデルを開発していたりして、よくわからない世界だなと思います。

すでにAmazonや楽天などのオンラインショッピングでビットコインでの取引は始まっていますし、証券やFXの取引にも利用されています。また、アフィリエイトや広告バナーの報酬がビットコインで支払われたり、1ビットコインの価格変動差益で売買利益を上げるということも行われています。

いろいろ調べていますと、独自の仮想通貨を使ったオンラインカジノがあるという記事を見つけました。
この仮想通貨はビットコインと相互交換が可能なようで、博打好きの輩にはたまらないウハウハなサイトとなるのではと思われますが、当然すっからかんになるわけで、すぐにリベンジをさせるように誘導するには、銀行(消費者金融オンライン)で即座にビットコインを調達できる必要があり、そういった需要を考えると銀行がビットコインを導入するというのは不思議ではありません。
ちなみに私事で恐縮ですが、日本では仮想通貨が本領を発揮するのはオンラインカジノだと思っていますが、このオンラインカジノを販促する会社のHPを見ると、用語や言い回しがマ〇チ商法サイト特有のものと酷似していると思うのは私だけでしょうか?

さて、まだまだ技術的にわからない事が多いビットコインですが、読み解くヒントとして下記を参考にしていただければうれしく思います。
※ビットコインを説明する場合は仮想通貨ではなく暗号通貨(Crypto-Currencyを直訳すると暗号通貨)を使うのが正しいと思いますが、馴染みがないのでここでは仮想通貨を暗号通貨と同じものとして使用しています。

1.ビットコインは仮想通貨のことですが仮想通貨はビットコインだけではありません。
ビットコインは仮想通貨であり、ゲームの中で使われる[ゴールド]、[ルピー]、[ギル]と基本的には同じです。
[ゴールド]はドラゴンクエストというブランドの中だけで使用できるのですが、ビットコインは世界(地球)というブランドで使うことができるところが両者の大きな違いです。
実はビットコインの技術は公開されていて、同じしくみの仮想通貨システムを実装することが可能です。
下記URLで仮想通貨の時価総額(Crypto-Currency Market Capitalizations)を見てください。
Bitcoin以外にもEthereumやRippleなど全部で710種類ほどあります。
時価総額(Market Cap)では圧倒的にBitcoinがトップとなっています。
https://coinmarketcap.com/

2.ビットコインを使うには、ビットコイン取引所・交換所(https://bitflyer.jp)を利用します。
ビットコインを相手に送る場合(送金)は、まずビットコイン取引所・交換所(https://bitflyer.jp)で日本円でビットコインを購入します。購入と同時にこのサイトで送る事もできるようですが、blockchain(https://blockchain.info/)というサイトを利用しても行えます。
また、受けとったビットコインもビットコイン取引所・交換所で円に交換することができます。

3.ビットコイン取引所・交換所で購入するビットコインはだれのものか?
それは、ビットコインを売りたいと思っている人のものです。
ビットコイン取引所・交換所では円をビットコインに交換したい人とビットコインを円に交換したい人のマッチングを行い、その取引手数料を得ています。日本銀行のようにビットコインの発行をしているわけではありません。

4.ビットコインの新規発行(生成)はマイニング(採掘)という作業の報酬(12.5 bitcoin =1, 083, 750円 )として得られます。
具体的にはPCでマイニング専用アプリケーションを実行してマイニング(採掘)を行わせます。そしてPCリソースを提供した報酬としてビットコインを得られるというしくみです。
しかしこのマイニングという作業は、ブロックチェーンという暗号化された第三者の取引履歴データを解読して改竄の無いデータであることを証明するというものですが、暗号解読にとてつもなく時間がかかります。
世界中の採掘者(マイナー)が競ってこの作業を行うのですが報酬は一番最初に解読した人にしか与えられないしくみになっています。
下記URLは中国のマイニング設備なのですが、マイニングの70%を中国でカバーしているというのは何たることでしょうか。

Bitcoinのマイニング施設に建物全体を使った水冷システムが登場
http://gigazine.net/news/20131126-bitcoin-mining-facility/

さて、まとめますと。

ビットコインを利用する時はビットコイン取引所・交換所(https://bitflyer.jp)を使うのがお手軽です。
ビットコインを新規に獲得するにはマイニングという作業をするのですが、個人が競争に勝つための設備を用意するのは現実的ではなく、実質不可能です。
それ以外の方法では売買差益、アフィリエイト、広告バナーや応募プレゼントなどでもらう方法がある。

いろいろ調べてきてなんとなくビットコインが見えてきたと思うのではあるが、あとひとつどうしてもわからない疑問が残った。
それは、ビットコインは日本銀行のように発行者がいるわけではないのに、最初のビットコインをどうやって発行したのかという点です。
ビットコインをだれも持っていない状態でのゼロスタートでは、マイニングをしようにも取引が無く報酬がもらえないのではと思った。
この疑問は、どうやら正体不明のビットコイン発明者のサトシ・ナカモトが最初の取引(Genesisブロックといいます)を設定したようだという情報で解決した。
サトシ・ナカモトは自身でこの取引をマイニングしてビットコインの最初の報酬として50BTC(当時の報酬額は50ビットコイン)を得たようです。
このような自身による作業を170回繰り返し、合計8500BTC(現在のレートで733, 456, 500円)以上を取得したと言われています。
当時は仮想通貨として機能をするかどうかを検証する目的だったようで、現在のように法定通貨の価値が付くなどとは考えていなかったようです。むしろマイニングをしてビットコインを得るゲームのようだったそうです。
そのようなことで、当時から参加していた開発関係者などは大量のビットコインを現在も保有していて、ビットコイン長者と呼ばれています。

※実は取引が無くても無意味な取引履歴が発生するようにできているようで、これをマイニングすることで報酬を得られるようになっているそうです。

最後に、ビットコインは法定通貨の価値が付いた瞬間に得体の知れないものに変化しました。
証券、FX、先物や投資に使うのもではなく、少額決済やオンラインカジノで遊ぶものとして使われるのがふさわしいと思います。
決して大量のビットコインを他人に預けてはいけないと思います。
なぜならば、悪い人はいつでも都合よく無かったことにするからです。

この記事は、MATUI が書きました。