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2016.11.10

NetCommons(ネットコモンズ)の使い方

NetCommons

デザイナーの嶋津です。いきなりですが、皆さんは「NetCommons」という主に教育機関(2000以上の学校、また都道府県レベルの教育センターでは3分の2以上で使われている)と非営利団体(NPO)で活用されるCMSをご存知ですか?恐らく、多くの方はご存じないと思います。弊社でも誰も知っている方はいませんでした。

そんなニッチなNetCommonsですが、「既存サイトにNetCommonsを導入したい」という仕事が舞い込んできたため、何も知らないところからNetCommonsでサイトを作りました。その過程の中で、作る前に知っておきたかった「NetCommonsのノウハウ」が沢山あったので、紹介したいと思います。

NetCommonsの「情報収集」について

NetCommonsを導入するにあたって、一番苦労したのが、情報収集です。ということで、まずはじめに知っておきたいことは、NetCommonsには「公式サイト」と「マニュアル」があるということです。

しかし、正直なところ、これらの情報だけでは、NetCommonsを充分に活用するには足りません。とはいえ、ウェブ制作者でもあまり知られていないCMSということもあり、ネット上にNetCommonsについて情報発信している人が少ないんですね。もう皆無といっても過言ではありません(あっても古い情報)。

ということで、書籍の購入を強くおすすめします(NetCommonsの回し者ではありません)。

僕は上記2冊とKindleで1冊を購入しましたが、予算がない方は、「実践デザインカスタマイズ」だけでも大丈夫です。僕はほぼほぼこの本だけで、NetCommonsを作りました。ちなみに、KindleにあるNetCommonsの書籍はおすすめできないので省略します。

NetCommonsの「3つのスペース」について

ここで簡単にNetCommonsを理解する上で欠かせないNetCommons特有の概念について説明しておきましょう。NetCommonsには、3つのスペース(パブリック、プライベート、グループ)があります。

  • 外部配信向けのポータルサイトの機能(パブリック)
  • 個人のバーチャルオフィスとしての機能(プライベート)
  • グループの情報共有のための機能(グループ)

各スペースには、ルームというものを設置することができて、このルームには名前や編集権限、閲覧権限なども好きなように設定することができます。

NetCommonsの「ルーム」と「ページ」の作り方

ちなみにこれは非常に大切なことなのですが、ルームはコントロールパネルのルーム管理で設定することで、メニューモジュールからルームを作ることができます。そして、これまた非常に大切なことなのですが、ページもメニューモジュールを通して動的に作るのがNetCommonsの仕様のようですので、これもしっかり頭に入れておきましょう。

慣れるまでは本当に困惑しますが、NetCommonsにおいてメニューモジュールは非常に肝となる機能になりますので、ぜひとも使いこなせるようにしておきたいところです。ちなみに、詳しい説明は省きますが、カテゴリというページも作ることができます。メニューモジュールを色々といじくりまわしていくうちになんとなく使い方がわかってくるかと思いますので、とにかく頑張ってください(村上春樹風)。

NetCommonsの「特長」について

NetCommonsの特長は、サイト全体を一人の管理者が管理するのではなく、ルームに応じて管理者を任命して、そのルームの管理を任命した管理者にゆだねることができる点にあります。つまり、「誰」に「何」をどこまで任せるのか、編集権限を必要に応じて柔軟に設定することが可能です。また、情報共有する内容や目的に応じて、一般公開するのか、それとも非公開で会員のみ表示させるのか、選択することもできます。

逆を言えば、各管理者にページのレイアウト編集権限まで付与させるのか、それともお知らせや記事の更新のみを依頼するのかなど、どこまで任せるかについて、「決める」という作業が発生します。もちろん従来通り、一人で全てのコンテンツを管理してもよいので、そこは利用者次第です。

以上のことから、NetCommonsでサイトを構築する際は、「誰」に「どこ」で「何」をさせるか、という3点を意識して決めていくことが大切になります。

NetCommonsを導入する「メリット」について

最後に、NetCommonsを導入するメリットを「NetCommons 実例でわかるサイト構築」から引用して紹介したいと思います。

  • 組織のアピールポイントが、商品や具体的なサービスではなく、組織自体の「良さ」である場合
  • 組織の情報発信に関する役割分担のルールがあり、それに基づいて情報発信の権限を分担したい場合
  • 組織の境界領域に含まれる関係者(保護者やボランティア)を巻き込むことで組織を活性化したり業務を改善したりする必要がある場合
  • 現実の組織内の情報共有を進めて組織の質を高めたい場合
  • 以上のような組織から、組織活性に関してコンサルティングを依頼された場合

NetCommons(ネットコモンズ)の使い方「まとめ」

以上が、NetCommonsについてのおおまかな概要と作り方になります。この他にも、まだまだNetCommonsのノウハウはありますが、長くなりましたので、それはまた次の機会に紹介したいと思います。

NetCommonsの参考サイト

この記事は、SHIMAZU が書きました。