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2016.05.23

「仕事」に影響を与えた本 15選(その1)

積読

「ゴールデンウィークになったらあれも読もう、これも読もう」と毎年のように思っては、結局たまっている仕事や用事に時間を取られ積読の山が一向に減らない木村です。

今日はその読書歴の中でも、僕の仕事や、仕事への考え方などに影響を与えたいくつかの本をピックアップしてみましたので、3回に分けてご紹介したいと思います。(注:15冊というのは、たまたま良かったのをピックアップしたら15冊だったというだけで深い意味はありません。また順番は読んだ順番で、おススメ順というわけではありません。)

『誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論』
ドナルド・A. ノーマン

誰のためのデザイン?これを読んだのはかなり昔です。Macintoshを使ってグラフィックデザインの仕事をやり始めたころだったでしょうか。内容はとっつきにくく、用語も難しいのですが、僕の「デザインというものに対する考え方」の本質的な部分で影響を受けました。それ以来、デザイナー志望の人やデザインに興味のある人などに「おススメの本は?」と聞かれると、たいていこの本を推薦してきました。また内容だけでなく、タイトルもいい。机の隅の目につく場所に置いておくだけでも相当意味があるでしょう。そう、デザイナーは常に頭の隅で自問自答していなければいけません。誰のためのデザイン?と。

『「超」整理法―情報検索と発想の新システム
野口悠紀雄

超整理法いろいろ細かいことも書いてありますし、今となっては古い整理法かもしれませんが、僕にとって重要だったことはただ一つ。整理に「時間軸を導入する」という発想です。これは目からウロコでした。「分類する」ということから解放されると、整理することに時間をとられたり、目的のファイルが見つからずにいろんなフォルダをやみくもに開くといったことからも解放されます。例えば、ファイルを保存する際によく「○○プロジェクト提案書-20160501」というようにファイル名の最後に日付を付ける人がいますが、僕は逆で「20160501-○○プロジェクト提案書」とします。なぜこれがいいかはぜひ本を読んでみてください。

『連戦連敗』
安藤忠雄

連戦連敗2005年、会社を立ち上げてまだ間がない頃に読んだ一冊。僕らのような小さなウェブ制作会社にとって、「コンペ」というのは非常に大きなハードルです。どんなに時間と労力をかけても、負けてしまえば一銭も入りません。「基本的にコンペ案件は請けません」という制作会社もあるぐらいです。僕も「コンペってどうなん?」っと一時期思ってました。しかしこの本を読んでコンペに対する考えが変わった。あの安藤さんでさえ、コンペに負け続けている。しかも僕らとは比較できないほどの時間と労力をかけている。それでも負ける。それでも続ける。
クリエイティブとは何か。大きな仕事の裏でどういう努力が行われているのか。「クリエーター」と名乗るすべての人にぜひ読んでほしい本です。
僕もそろそろ再読したほうがいいかもしれません。

『アイデアマンのつくり方』
ジャック・フォスター

アイディアマンのつくり方タイトルに注意してください。「アイディアのつくり方」ではなく、「アイディアマンのつくり方」なんです。アイディアのつくり方、発想法といった本はよくあると思いますがこれはそうではなく、スタッフの育て方、伸ばし方といった本。ですのでこれはどの業界にも当てはまると思います。若いうちは「まず自分ががんばる。自分が伸びる」ということでいいでしょう。しかしある程度のキャリアになってくると、「他人を伸ばす」ということがより重要になってきます。しかしこれがなかなか難しい。
僕もできているかどうか、分かりません。この本も、再読の必要性を感じています(苦笑)

『道をひらく』
松下幸之助

道をひらく松下幸之助という名前は、もちろん知っていました。「経営の神様」と呼ばれていることも知っています。が、仕事を風邪で休んでたまたまコンビニで手にとるまでは読んだことがありませんでした。人は一生のうちに何冊か、人生のマイルストーンになるような本に出会うものだと思いますが、この本もそういう本の一冊です。
会社を立ち上げるとき、これでも一応、何冊かの経営書や社長本のようなものを読みましたが、「なーんや、この本一冊読むだけでよかったんやな」と後から思いました。

次回、また続きの5冊をご紹介したいと思います。

この記事は、KIMURA が書きました。