プラカンブログSTAFF BLOG

2016.03.14

あなたを追いかけてくるネット広告

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あなたを追いかけてくるネット広告

関西出身なのに、今年になって初めて節分で“恵方巻”を食べた(吉)です。

Web制作の仕事に携わっていると、サイトでどのような見せ方にするか、何を体験してもらうか、コンバージョンに導くための導線は・・など内部施策についてだけを考えてしまうのですが、少し俯瞰で見てみると、どうやってサイトまで来てもらうかまでを考えた話が企画段階で出来ると、更に提案内容が広がっていくと思います。

ただサイトを作っただけでは、人は見に来てくれません。webサイトは、宇宙のように広いインターネット空間の中の一つの星にしか過ぎないからです。
求めている検索結果に表示されるとか、影響力のある誰かがソーシャルで紹介してくれるとか、どうすれば沢山の人に見てもらえるかは常に永遠のテーマです。
プロモーションとしてwebサイトを企画した場合は、誘導手段として、その内容にマッチしたインターネットメディア・広告も含めた全体予算を考えていくのが大切だと思います。

では、その誘導のための広告ってどんな種類があるのでしょう。考えるといくつかのカテゴリーに分類できるようです。

 

ブランディングのための広告

テレビCMと同じように、まず知ってもらうための告知手法です。
一番代表的なブランディング広告といえば、なんといってもyahoo japanのトップページにある大きなバナー枠でしょう。ブランドパネルという商品で、業界では“ブラパネ”と呼ばれており、高額にも関わらず飛ぶように売れているそうです。

何回表示させるかというインプレッション(回数)で値段が違っていて、通常ですと、お値段で1000万円以上は出さないといつ出たかわからないくらい他の広告に埋もれてしまいます。ただ、掲載するとその爆発力は凄まじく、誘導先のアクセスは急上昇します。最近では、都道府県などのエリアを絞って指定して少額で掲載することも出来るようになったようです。
ただし、若年層などスマホの割合が増えており、PCとしてのyahooは、昔ほどの影響力はなくなってきたのかなという気がします。

DAC AD GUIDE
https://www.dac.co.jp/adguide/

 

検索連動広告

yahoo、googleなどの検索サイトの結果ページ上部と右サイドなどに、検索結果のように出てくるテキスト枠が広告として表示されます。
googleでは、アドワーズ広告という名称で、クリックされた回数に対して課金される仕組みになっています。また広告の表示される順位は入札形式になっていて、クリック率や入札額の掛けあわせなどで上位に表示され、検索結果とのマッチングが重要とされます。人気のキーワードなどはクリックされるごとに、高い金額でタクシーのメーターのように課金されていくのです。

実はgoogleの収益の殆どは、この広告が収益になっていて、mapやgmailなどいろいろなサービスが無料で提供されている見返りに、アクセスした膨大な情報を受け取って広告表示の精度を上げているのだと考えるとちょっと怖くなってきます。

Google AdWords
https://www.google.co.jp/adwords/

 

獲得型のクリック課金型広告

インターネットで今一番活発なのが、この“獲得型”と言われる広告枠群じゃないかと思います。ブランディング目的ではなく、ネット通販など販売成果を求める広告主に人気で、クリックされて課金される仕組みで、少額でも始められるのが魅力です。あと、何と言ってもすごいのはそのターゲティング力です。
皆さんはyahooやgoogleのサービスに登録する際に性別・年齢・住所などある程度の属性は入力すると思いますが、その情報にプラス、どんなサイトを見ているのかの興味ジャンルなどをしっかりと記録されて、その属性がいくつものカテゴリにクラスタ分けされ裏側では販売されているのです。
しかも、一度バナー広告をクリックしてサイトに行ったことを記憶して、別のサイトを見ていてもその広告を何度も見せる(リターゲティング)ことも出来ます。

まさにあなたを追いかけてくるネット広告です。

このジャンルのテクノロジーはとても進歩しており、複数のサイトをアドネットワークとして束ね、一つの大きなメディアとして配信と掲載、分析や枠の入札なども行える“DSP”というプラットフォームで運営されるようになっています。今後は人を介さずにどんどん自動化されていくのでしょう。

DSP、SSPの仕組みと特徴
http://dmlab.jp/adtech/dsp.html

あと、“インフィード型”という、広告っぽく見せないために、巧妙にコンテンツとコンテンツの間に挟まれて表示される手法もかなり人気になっています。
yahooニュースや、facebook,twitterなどSNS等のタイムラインの中に、忍ばせて出てくるものも多くなってきました。

 

タイアップ・PR記事広告

これはいわゆる“記事広告”という昔からある手法です。
記事のように読ませてPRするもので、かなり前に、芸能人達が広告主から報酬をもらって、ブログ等で使ってもいない商品をべた褒めして消費者にアピールしていることが非難されて話題になったことがあり、その頃から“ステマ(ステルスマーケティング)”というワードが一般的になりましたが、これらの事件がきっかけで多くのネット媒体では、広告にはPR表記をすることがガイドライン化されました。
でもこれらの手法って、テレビなどのマスメディアでは、パブリシティという手法で切り口は多少違うものの、よく日常的に行われている手法でもあり、消費者が、きちんと見る目を持っていないといけないのではないかと思います。

また、個人がアフィリエイトなどで独自にやっているwebサイトにまでPR表記のガイドラインを強要できるものではないようです。

お金払うから1位にして 「やらせランキング」実態は
http://www.asahi.com/articles/ASHCX6K5PHCXUTIL01J.html

記事広告の全てが悪いわけではありません。求めている人にとってはいい情報になることも多いのですが、インターネット上にある記事や評価は全ては真実とは限りません。いろいろなものを見て、キチンと自分で見る目を養い、何が正しくて、何が間違っているのかは自分で判断できるようにならいといけないのです。

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いかがでしたか?

広告なんて邪魔だし見たくないと感じる方は多いと思いますが、広告収入があるからこそ、ネットのいろいろなサービスやコンテンツが無料で見れているという事実もあるので、全てを否定はせず、興味を持って見ることも大切ですし、本当に求めているものを見せてくれるようになればいいなと思います。

ただし、作ったサイトを見てもらうための誘導施策は必要だと思いますが、
いくらお金をかけて広告をしても、来てくれた人のニーズと違えば意味は無いし、サイトが良くなければすぐに出て行ってしまいます。
結局は見てもらえる方とのマッチングが大切であり、制作者としては、いいwebサイト・コンテンツを作らなければいけないことに変わりはありませんね。

この記事は、YOSHIKANE が書きました。