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2015.12.15

WEBデザイナーが「Retina 5Kディスプレイ」でデザイン作業をするメリット・デメリット

apple

こんにちは、今さらプリズンブレイクにはまっている(ひ)です。

WEB制作会社でよく見かける作業マシンとして、iMac 27インチモデルがあげられると思います。そのiMac 27インチモデルが、201512月現在「Retina 5Kディスプレイモデル」(iMac 27インチRetina 5Kディスプレイモデル(Late 2015))の一択になっています。

筆者も6年間iMac27インチモデルを使用しており、買い替えを検討していた中で、iMac (Retina 5K, 27-inch, Late 2015)に買い換えるかかどうか迷いました。

悩んだ理由はやはり「Retina 5Kディスプレイ」であるという事。写真や動画を専門とする人にはおそらく大きなメリットになると思われますが「WEBデザイナー」はどうなのか?

そこで今回は、WEBデザイナーがRetina 5Kディスプレイで作業をする、メリット・デメリットについて書きたいと思います。

Retina 5Kディスプレイとは?

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5Kとは、ディスプレイの水平方向のピクセル数が 5000px 前後のディスプレイのことを指します。iMac Retina 5Kの画面解像度は「5120px ✕ 2880px」であり、従来の27インチモデル「2560px ✕ 1440px」2倍のサイズです。

iMac Retina 5Kではそのままの解像度で表示すると、すべてのソフトやWEBサイトのボタンや文字などが非常に小さいサイズで表示されてしまうため、デフォルトで、擬似的に従来のモデルの2560px ✕ 1440px解像度の画面表示になるように設定されています。この圧倒的な解像度が起因となるメリット・デメリットをまとめていきたいと思います。

Retina 5Kディスプレイのメリット

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テキストや写真がとても美しい

まずはあたりまえですが、テキストや写真がとても美しく見れます。特にコーディングやプログラミング、ライティング、文字校正をする人にとっては、テキストが美しく見やすいのはとても重宝されると思います。

作業領域が広がり、効率UP

デフォルトの擬似解像度「2560px ✕ 1440px」ではなく、もっと高解像度に切り替える事で、作業領域を増やせるので、作業は断然にはかどります。テキストやボタンサイズを考慮して自分なりにギリギリのサイズまで解像度を上げて作業効率をアップさせるのも、Retina 5Kの醍醐味であると言えるでしょう。

WEBサイトをRetina対応しやすい

iPhone、iPadをはじめRetinaディスプレイタイプのモデルが増えたため、今後Retina対応するのが必須になってきます。当然自分の作業マシンがRetinaディスプレイだと、画像のぼやけが気になり、対応したくなりますw
またRetina対応した際のチェックも、そのまま自分のマシンでできるため、とても便利です。

iOS Simulatorなどで100%表示でチェックする事ができる

スマートフォンは大半が高解像度端末になってきていますので、スマホ対応が当たり前になってきたWEB制作の現場において、高解像度タブレットのエミュレータを100%表示できるのは、今後大きなアドバンテージになるかと思います。

Retina 5Kディスプレイのデメリット

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ドットバイドットのチェックがやりづらい

「ドットバイドット」つまり擬似的な拡大・縮小などの処理を加えずに、1ピクセルを、ディスプレイの1ドットに表示することです。
これは「Display Menu」などのソフトを使う事で、ボタンひとつで原寸の5120px ✕ 2880pxで表示する事ができますが、当然とても小さくなりますので、チェックには目が疲れるうえ、一般的なサイズと違うので、デザイン的なサイズ感とあわせてチェックすることが難しくなります。

PhotoshopやFireworksなどで作業をする際、全体的に見た目が少しぼやけている。

WEBデザインにおいてPhotoshopなどで作業をする際は、そのままだとボタンや文字などが非常に小さいサイズで表示されてしまうためとても作業しづらく、また一般ユーザーのサイズと違うのでサイズ感をイメージするため、「低解像度モード」で開く事になります。
これが現時点では擬似的に表示しているせいか、全体的に少しぼやてみえます。(個人的にはこれが一番つらいです。)
今後Photoshop(もしくはOS側?)の対応で改善されるのを待つしかありません。

Fireworksが落ちやすい?(これはRetina 5Kによるものか、OS X El Capitan‎によるものかは不明)

前述した全体的にぼやけて見えるという点に加えて、Fireworksに限ってはとにかくすぐに落ちます(私の環境の場合)。そもそもFireworksがOS X El Capitan‎に対応していないらしく、通常のままだとFireworksCS6が起動しない場合があるそうです。これはフォントの問題やjavaのバージョンの問題などがあるようですが、私の場合先人達の記事を読んでいたというのもあり、起動できるように設定できました。ただ、重いサイズのファイルを複数ひらくだけで、Fireworksが落ちるようになりました。5Kを擬似表示する事によるメモリ不足が原因なのか、Javaの問題なのかは現時点では不明です。

いずれにしても現時点でFireworksは「OS X El Capitan」‎によって引導を渡された形になるのではないでしょうか。これを機に私もPhotoshopでのデザインに完全に切り替えようかと考えております。

スクリーンショット解像度が144dpiになる。

当然ながらスクリーンショットの解像度も2倍の144dpiになります。これはファイルサイズが重くなるという点ではデメリットに。スクリーンショットの画像を簡単にそのままアップしたい時や、他人に送る時は、無駄に重いのでリサイズする必要が出てきます。

まとめ

以上が現時点で私が思う、WEBデザイナーが「Retina 5Kディスプレイ」でデザイン作業をする、メリット・デメリットです。

結局どっちがいいの?

個人的な意見を総括しますと、まず天下のAppleがiMacにおいて「Retina 5Kディスプレイ」を強制的に一択にしてきた時点で、業界全体がRetinaでの作業を迫られてきているという事です。
デザイナーの多くが使用しているiMacやMacbookProを始め、パソコン全体が高解像度モニタによる作業に移行するようになると推測でき、遅かれ早かれソフト側やOS側も対応を迫られるはずです。
そんな中で一足先にRetina 5Kで作業をして、パイオニアになるのがベターなのではないでしょうか。

この記事は、HISADA が書きました。