プラカンブログSTAFF BLOG

2015.12.10

大阪W選挙と中高年層のITリテラシーについて

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やっぱり地元の大阪には活気があって欲しいと願う(吉)です。

きっと全国(特に関東)ではあまり話題にもならなかったかもしれませんが、
11月22日、大阪府知事と大阪市長のダブル選挙が終わり、おおさか維新の二人が当選しました。
その前にあった大阪都構想の住民投票とは逆の結果になったことは、ちょっと驚きでもありますが、どちらになったにせよ、知事と市長が別々の政党になる、いわゆる「府市あわせ」状態にならなくてよかったとつくづく思います。

その、大阪都構想の住民投票については、高齢者層が大きな変化を嫌って反対に回ったということが否決された大きな要因だと言われています。

マスメディアとインターネットの情報格差

テレビの特集で放送していたのですが、都構想に反対の医師会などでは、街の診療所・医院などで、そこに通っている高齢者に「都構想が実現したら、お年寄りの医療費が減らされますよ、だから反対しましょう!」と言ってお医者さん達がローラー作戦を展開していた映像を見ました。
あと、テレビや新聞などのマスメディアなども、平等に公平にと言いながら、どちらかというと、橋下市長が嫌いなところが多かったのか、否定的な論調が多かったように思います。

一方、インターネット上のブログメディアやソーシャルメディアなどでは、規制も少なく、反対・賛成が入り乱れて活発な議論が飛び交っていたように思いますが、どちらかというと、保守的な考えよりは、いい悪いはさて置き、どうせこのままではダメになるのなら変化を求めて新しいことを実行したほうがいいのではないかという意見も多かったように感じました。

正しい情報を見極める知識は必要ですが、ネットの情報の中には、公共の電波では言えないような、なぜ自民は反対するのか、なぜ維新は実現しようとするのかという裏事情などもいろいろ知ることができ、自分が投票する際の判断材料が、探せばいろいろと見つけることが出来るという面白さがありました。

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インターネットをあまり利用しない中高年の人たちが、テレビ、新聞の情報を中心に判断した結果、都構想が僅差での否決という結論になったのだとすると、今回はその反動が、知事・市長のW選挙の結果に影響を与えた可能性が一部はあるのかもしれません。
このような結果になったからには、良い方向に向かって欲しいと願うばかりです。

若年層と中高年層の情報格差

ここで、気になったインターネットを使わない中高年層についてですが、皆さまのまわりには、そもそもパソコン使えないおじさん・おばさんや、まだガラケーを使っている(今だにそれを自慢している)とか、ようやくスマホになったけど使い方がよくわからない人とか結構いますよね。

使っていたとしても、せいぜいアプリはLINEまでで、もっぱらパズドラ的なゲームしかしていないとか。
中には、facebookなどで友達をいっぱい見つけて片っ端から友達申請するちょっと迷惑な人もいますが、基本はクローズドなコミュニティでやり取りするだけで、PCやスマホを情報収集のツールとは考えていない人が圧倒的に多いのにはちょっとがっかりします。

一方で、最近の中高生など若年層のスマホの活用事情はすさまじく、情報が偏っていることはあるものの、ソーシャルメディアを多数使いこなし、いろいろなバイラルメディアからの収集拡散力はすごいと感心したりします。
ECにしてもアマゾン、ヤフオクだけでなく、メルカリZOZOなども積極的に使ってモノを買ってたり。食べログぐるなびでお店を探したり。
でもスマホに頼りすぎて、フリック入力は鬼のように速いのに、PCのキーボードが使えない・・なんて片寄ったこともあるそうなので、これはこれでちょっと心配です。

このように、使える若年層と使わない(使えない)中高齢者層の情報格差やネットリテラシーの格差が、ここ数年、今までよりもすごく広がっているような気がするので、いかにそれを埋めていくのかがこれからの社会の課題になるのではないかと感じています。

原因としては、PCやスマートフォンなどの活用方法や、そもそもインターネット・ITとはなんぞやというところをキチンと教える人や学べる場所が無いからなのではないでしょうか。

 

いかがでしたか?

私のようなPCを仕事のツールとして使い出して学んできた世代から見ると、スマホ・タブレットは場所や時間を選ばず、情報を見たり選んだり遊んだりするには優れていますが、物を作り出したり、創造することはできなくて、何も生み出さない、ただ消費するだけの人たちを増やしていっているだけのような気がしてなりません。
多くの世代のITリテラシーが向上するには、何かもう少し大きなブレイクスルーが必要な時期が来ているのでしょうか。

選挙結果を見ながら、そんなところにぼんやりとビジネスチャンスを感じつつ、まだアイデアが浮かんでこない、もうすぐ年末の夜でした。

この記事は、YOSHIKANE が書きました。