プラカンブログSTAFF BLOG

2015.09.17

秋の夜長に、ITの歴史を振り返る映画3本

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先月お盆休みに久しぶりに娘と2人で映画を観に行った「吉」です。

インターネットがここまで一般化したきっかけとなった一つである、Window95が誕生から20年経ったそうです。

「Windows 95」発売から20年に
http://japan.cnet.com/news/service/35069366/

これだけの年月が経つと、年配も若い人も含めて、いろいろな年代の人が業界にいるわけですが、そんなWeb制作の仕事をしていると、いろいろな知識レベル人と話をする機会があるので、普段から当たり前に使っているインターネットについて、そもそも何だっけ?っていう基礎的なところがポッカリわからなかったり、いつからこのネットサービスがあったのかも知らなかったりする場合があります。

今やスマホで何でもできる時代だからこそ温故知新じゃないですが、その“そもそも”ってところを振り返って、その発展の歴史を知ってみると、その深さがわかって楽しくなるかもしれません。
私が過去に見た、そんな楽しかった歴史がわかる映画を、ちょっと古めではありますが、3つ思い出してみました。

『バトル・オブ・シリコンバレー』

AppleとMicrosoftのサクセスストーリーをドキュメンタリーっぽく知ることができるドラマ。これは映画じゃなくて、アメリカでケーブルテレビの特別番組だったそうです。
Appleがどうやって誕生したのかと、後にPC業界を席巻するwindowsがどうしてDOSから進化できたのかが分かる内容になっていました。放送は1999年らしく、なんともう16年も前のドラマなのですね。

そもそもマウスを使ってファインダーを管理するインターフェイスである今のPCのGUIの基礎は、AppleでもMicrosoftでもなく、日本ではコピー機で知られているゼロックス社が研究開発していて、当時どうビジネスにしていいかがわからない研究段階なものを、未公開株と引き換えに見せてもらったスティーブ・ジョブズ達が驚き、そのアイデアを盗んで自社のものにしてしまったところに先見性があったということなのでしょう。

ラストシーンで、ジョブスが、MacintoshのUIを盗んだことを非難すると、ビル・ゲイツは悪気もなく、似ているだけだ、どんな車にもハンドルが付いているだろう?
それと一緒じゃないかって言い返すところが象徴的に残っています。

原題は、Pirates of Silicon Valleyなのだうですが、邦題は海賊の箇所がバトルに変えられています。
スティーブ・ジョブズの名言で“海軍に入るくらいなら海賊になったほうがいい”という有名な言葉があるのですが、翻訳する方がそのことを知らなかったのかもしれません。

日本ではWOWOWで放送してたそうですが、当時は会員じゃなくて観れず、かなり後になってTSUTAYAで探しまくって見つけました。

『スティーブ・ジョブズ』

『バトル・オブ・シリコンバレー』と内容は同じ時代ではあるものの、こちらは映画なので作りが非常に豪華です。スティーブ・ジョブズが亡くなった後でもあり話題にもなったのでご存じの方も多いと思います。ipodの発表会の回想シーンからストーリーが始まるのに、何故かimacが出来るまでで終わるという変なエンディングだったのが私としては中途半端で納得出来ないところでした。

でも、力の入った映画だったこともあり、主人公は見た目もそっくりで、ちょっと猫背の歩き方まで再現したという凝りようだったそうです。ただ、この映画ってある程度Appleの歴史がわかっていないとストーリーが理解できないくらい登場人物も多いし、展開が早いので、予習が必要かもしれません。IBMやMicrosoftなどの企業も絡んで、当時のIT企業の勢力図なども楽しく理解できるかも。

フィクションもあるとは思いつつ、会社を大きくするための過程や、裏切ったり裏切られたりというドライなところが、シリコンバレーって、日本会社・企業とかなり違うなっていうのがわかる内容でした。

『ソーシャル・ネットワーク』

最近ちょっと日本では人気に陰りが出てきたような気がするfacebookを創業したマーク・ザッカーバーグを主人公にしたストーリー。
雰囲気も暗めで、あまり盛り上がる箇所もなく、淡々と話しが進んでいくような進行だったので、興味のない人には見てもまったく面白くない映画だったのではないでしょうか。

facebookが大学の女子の学生証を勝手にアップして投票コンテンツしたことから始まったというのを、実はこの映画を見て初めて知りました。一つの人気が飛び火して、あれよあれよという間に利用者が広がって会社が急激に大きくなっていく過程でのシリコンバレーの凄さが伝わってくる展開が、日本とはスケールが違うなぁと感じた映画です。

この話も最初のアイデアを考えたのは私だとか、ナップスターの創業者がうまい汁を吸おうと入り込んできたり、訴訟の過程を追っていく展開が平行して進んでいったように思います。
実際にも最終的にはお金を払って和解したらしいですが、IPOで億万長者になる過程には、これもアメリカらしく、いろいろとお金が絡むとドロドロしたことがつきまとうようですね。

次に来るストーリーは?

最近はこのような映画の題材になるような個性豊かなITサービス・創業者がいないのかなぁと考えたらどんな人が思い浮かぶでしょう?
日本だと、LINEとかモバゲーなんかだとまったく面白い話になる気配が見えてきません。。ライブドア・ホリエモンだとちょっと話題になるかもしれませんが、難しいですかね。

ひょっとして、最近カリスマと言われているテスラモーターズのイーロン・マスクが主人公だったら面白いサクセスストーリーが出来るかもしれません。
これから自動車とITは、電動化と自動運転技術で深く融合していくと思いますし、googleやAppleを巻き込んで、熾烈な自動車☓IT競争がおこるかも。スペースXとかの宇宙事業も楽しみな話になりそうです。

あとは、Amazonのジェフ・ベゾスを中心にブラック企業の内容をストーリー展開するとか。ジェフ・ベゾスってなんで悪者にしか見えないのかと思っていたら、最近再放送で見たサンダーバードのフッドというスキンヘッドの悪役がソックリだったのが記憶の奥底にあったからだということがわかったのです。マニアックな話ですいません。。

いかがでしたか?
最近では、youtubeやiTunesなどでもオンデマンドで簡単にドラマや映画が見れるようになりました。私は当初、サービスが始まってすぐにHuluにも入会して、プリズン・ブレイクにちょっとハマった頃もありましたが、シーズン1だけで見るのに疲れてしまい、そんなに見れる時間もなく今は退会しています。次はNetflixがいよいよ日本上陸ですが、果たして流行るでしょうか?

そろそろエアコン無しでも快適に眠れる季節になってきましたので、秋の夜長に、そんなITの歴史を振り返ってみることをお勧めします。

この記事は、YOSHIKANE が書きました。