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2015.08.26

「マラソン」と「プロジェクト」に共通する大切なこと

マラソンとプロジェクトに共通する大切なこと

ご存じの方も多いと思いますが、けっこう本気でマラソンに取り組んでいる木村です。
今までフルマラソンには8回出場し、自己ベストは3時間30分8秒。
フルマラソンというのは42.195kmを走るのですが、世界記録は男子が2時間2分57秒、女子が2時間15分25秒。日本人では男子が2時間6分16秒、女子は2時間19分12秒。僕のタイムは「世界トップクラスの倍」よりはちょっと速いぐらいです(笑)

さてそんなマラソンですが、一つのゴールに向かって長い距離を黙々と走ることから、よく「人生」に例えられたりします。『人生はマラソンだ!』という映画もあれば、「人生はマラソンじゃない」というCMもあります(笑)

僕自身はマラソン=人生とはあまり思ったことはないのですが、一つの「プロジェクト」に似ているなとはよく思います。弊社の仕事で言えば、Webサイトの新規構築やリニューアルなどです。

ウェブプロジェクトにおける僕の立ち位置は「ディレクター」と呼ばれる役割を担当することが多いのですが、ウェブディレクターが何をする人かというと、簡単に言えば制作監督です。計画をし、スタッフを集め、見積りをし、進行管理を行い、円滑に進むよう立ち回り、リスクに備え、品質と納期を担保しながら目的を達成するというものです。短いプロジェクトで2~3か月、大規模なものでは1年以上かける場合もあります。その「長い時間をかけて、ゴールに向かって遂行していく」という基本構造がマラソンに似ていると思うのですが、その中でも両方に共通していると思う「大切なこと」が3つほどありますので今日はそれを紹介したいと思います。

準備

準備

マラソンもプロジェクトも、成功させるために最も大切なことは何かと聞かれれば、僕は「準備」と答えます。「目に見えない部分」と言い換えても構いません。マラソンで言えば、事前のトレーニング。トレーニングが十分でなかったり、やり過ぎていたり、タイミングが適切でなかったりすると、いい結果にはつながりません。準備は量だけでなく「質」が重要です。

プロジェクトで言えば、プレゼンまでの準備、事前調査、綿密な計画、綿密な見積り、仕様確認、クライアントとの事前コミュニケーションなど、実際に目に見えるモノができる以前の水面下での活動すべてです。これらが甘いと、プロジェクトは途中でトラブルや想定外の事象に見舞われますし、何より品質と納期に大きく影響します。こちらも準備の「量」だけでなく「質」が重要です。

途中チェック

途中チェック

マラソンレースに挑む場合、まず目標タイムを決めます。そこから逆算して、10km地点での経過タイム、20km地点での経過タイム…というように途中の経過タイムを予測しておき、実際に走りながら計画よりどの程度遅いのか速いのかをチェックしながら自分のペースを修正していきます。要は進捗管理です。

プロジェクトの場合も、進捗管理が非常に重要です。あまり厳密過ぎてもよくないですが、節目節目でスケジュールや品質をチェックし、必要に応じてその後の進行を修正していきます。
どちらもまず前提になるのは「正しい現状認識」ですから、状況が把握しやすいように、いろんな要素を常に見える化しておくことが重要です。

調整能力

調整能力

最後に大切なことは、調整能力です。
マラソンもプロジェクトもそうですが、準備や計画が最も大切とはいえ、本番で計画通りにいくわけではありません。その時々の状況を正確に判断し、できうることの中で最善の策を選んでいかなければなりません。マラソンだったら、脚がつって走れないとか、膝が痛くなってくるとか、雨が降ってくるとか、いろんなトラブルに見舞われます。もう少しだからと無理をするのか、いったんペースを落とすのか、止まって休憩するのか、場合によっては棄権したほうがいいのか、といったことを走りながら判断していきます。
プロジェクトなら、スケジュールを練り直すのか、スタッフを増員するのか、予算交渉をするのか、優先順位の低い部分を切り捨てるのか、などいろんなケースが考えられます。

計画は計画。当初の計画にこだわり過ぎるあまり、本来の目的が達成できなければ意味がありません。何を守らなければならないか、何は切り捨てても構わないか、物事のプライオリティを見極めて判断していかなければなりません。
まずはしっかりとした計画がありきなのですが、目標を達成するために臨機応変に対応していくことも、マラソンとプロジェクトの両方にある重要な要素だと感じます。

共通する醍醐味

そして最後に、どちらにも共通する醍醐味があります。それは、スタートラインに立ったときのワクワク感と、ゴールした後の達成感です。この二つがある限り、僕はこの二つをやめられないのではないかと思ったりもします(笑)

写真は2014年シカゴマラソンのスタート地点。この瞬間のワクワク感が忘れられない(笑)

写真は2014年シカゴマラソンのスタート地点。この瞬間のワクワク感が忘れられない(笑)

この記事は、KIMURA が書きました。